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今立川で注目のものをご紹介!

紙漉き体験も出来る!諏訪通商店街の「紙匠 雅」さんへ行ってきました!

立川駅西地下道を出てすぐ、諏訪通商店街の一角にある和紙のお店「紙匠 雅」。

店先にはたくさんの和紙が下げられ、青空の下で書を書く写真や、何やら大きな和紙にカラフルな色で書かれた書があったり・・・「何だか面白そうなお店・・・」と、思わず足を止めてしまいそうになる人は多いのではないでしょうか。

雅 外観

店内に足を踏み入れると、バリエーションに富んだ和紙の便せんや筆などが並び、さらにお店の奥に入って行くと、まるで洋服屋さんのようにハンガーに掛けられた和紙がズラーーー!!

書をたしなんでいない私でも、思わず洋服を選ぶように和紙を一つ一つじっくり手に取って見てしまいます。

作務衣姿でにこやかに迎えてくれるのは、店主の吉田 徳雄(よしだ のりお)さん。

書道用品店の営業や販売員の経験を経て、立川に和紙のお店を開いてからは14年。書道歴は37年になるとのこと。

店主の吉田 徳雄(よしだ のりお)さん

紙匠雅さんが他の書道用品店と一線を画すのは、企画イベントの多さ。

2年ほど前から、山の上で書を書くという「山頂書道」のイベントを月1回のペースで開催。

初心者でも楽しんで登れる山を選び、下は18歳、上は72歳という幅広い年齢層で楽しんでいるそう。

「山の上で書くと、爽快だから書をやったことない人もすごく上手になったような気がしちゃう。全然違うんだよ。」と語る吉田さん。

参加者は、FB等で随時募集中なので、問い合わせてみて下さいね。

https://www.facebook.com/tachikawa.miyabi

「でもね、本当は、私が企画しなくても、各地でみんなでこういったイベントを自分たちで広げて欲しいの。それで書の楽しさを多くの人に知って欲しいね。中には、自分でフランスでやった人もいるんだよ。公園で子どもたちと一緒に書くとかね、そういう感じでもいいんだよ。」と吉田さん。

お教室の机で正座で書道・・・もいいけど、自然の中お手本無しでかすれた線、くねくねの線、色もカラフルにしちゃって、イラストも描いちゃう!・・・そんな書、楽しそうですよね。

大掛かりなイベントでなくても、子供を連れてちょこっと外に出て「今日はここで書いてみようか~」と。そんな感覚で和紙や筆、墨と触れ合うの、大切かもしれませんね。

店先に設けた体験コーナーでは、紙漉き教室や一閑張り教室、ちぎり絵教室などを予約制で開催。

紙漉き教室では、午前11時から午後3時までランチを挟んで少人数制でじっくりと、紙漉きの師匠の田村正氏が原料作りから紙漉きまで本格的に指導してくれる。

1回目はオーソドックスな和紙を。感覚がつかめたら次は紅葉を挟んで漉いてみたり・・・体験者それぞれの感性を生かした和紙作りが体験できるそうです。

自分だけの和紙を創造する楽しさに目覚め、20回以上参加している方もいらっしゃるのだとか。

紙漉き教室

毎年8月の諏訪神社例大祭では、杓子で一杯の和紙の原料を、田村正氏手製の大きな木枠に流し入れてもらう「ロング和紙を作ろう!」というイベントも開催。

今年で4回目になる、雅の夏の恒例イベント。

出来上がったロング和紙は、流し入れてくれた参加者の中から抽選で1名にプレゼントするのだそうです。

書道用品店というと、書をやっていないと入りにくかったり、何となく背筋を伸ばして入らなきゃいけないような感じがしたり・・・そんな「入りづらさ」があったのですが、紙匠雅さんの取材をして感じたのは、「開かれた和紙屋!」というイメージ。

「和紙は、何に使ってもらってもいいの。障子紙にしたり、太鼓に張る方もいるし、インテリアの一部として使ったりね。・・・ホントは書いて欲しいんだけどね(笑)」

吉田徳雄さん

諏訪通商店街の、ちょっと目を引く店先の「紙匠雅」さん。

書をたしなむ方だけではなく、女性の好みそうな和紙の豆本やぽち袋、お子さんなら豊富な品ぞろえの折り紙、お父さんには和紙名刺。

きっと何か、お気に入りの一品が見つかるはず。

紙匠雅

〒190-0023東京都立川市柴崎町2-2-19 カトービル1F

TEL 042-548-1388

営業時間:10時〜18時
定休日:第1日曜日および毎月10日、20日、30日 盆および正月

HP http://kamisho-miyabi.jp/

昼ごはん 立川なびとは